汚染土壌対策 浄化 処理の流れ

汚染土壌 浄化と対策方法について

川中島建設では、様々な場面における汚染された土壌の浄化を行っております。

湖底に溜まる堆積土が引き起こす問題としては、水底が腐敗して水質汚濁を起こし、環境が劣化します。
このような環境汚染を防止する為、川中島建設では、浚渫土の土壌再生を行っております。

また、不動産の再活用においての汚染土壌の浄化も環境保全の視点から大切なものとなっております。
工場跡地などにおいては、土壌が汚染されていることが多く、環境汚染を引き起こす原因となることがあります。

不動産の再活用時にも川中島建設は各企業と協力し土壌汚染の浄化を行っております。
土壌汚染の調査も実施しております。当社までご相談ください。

土壌汚染の原因について

土壌汚染の原因

土壌汚染は、有害物質を含む原材料や溶剤などを保管した場所、使用した場所、廃棄物を処理した場所、及びばい煙等に含まれている汚染が降下した範囲など汚染物質の移動経路に沿って発生する。

一般的な発生原因について
  1. 工場の製造工程による土壌汚染

    製造工程において使用されている有害物質の保管施設や配管が年数と共に老朽化し亀裂・破損等により漏れ長期間の間に地中に浸透汚染される場合、又管理そのものが不適切な場合にも土壌汚染の原因となります。

  2. 油による土壌汚染

    自動車・飛行機・機械の動力に使用する鉱物油が汚染の原因となっています。
    ガソリンスタンドではガソリン、灯油、軽油を保管しています。工場では重油を保管していますが、その保管施設が工場と同じように、亀裂、破損等により地中に浸透していきます。又工場の生産過程による発生した切削屑や切削油が野ざらしで放置された場合は汚染の原因となります。

  3. 盛土による土壌汚染

    造成時に工場等の解体残土で盛土した場合は土壌汚染の原因となることがあります。
    又自然的な原因としては、浚渫土や温泉地の土砂には鉛・ふっ素・砒素が含まれており、その土砂で盛土をした場合は基準を上回って検出されることがあります。

 

地下に入った汚染物質は、土壌中を移動し汚染を拡大していきます。又地下水に入り移動して拡大して行きます

 

環境省から通知された、特定有害物質を含む地下水が到達し得る[一定範囲]の一般値は下記の通りです。

特定有害物質の種類 一般値(m)
揮発性有機化合物 1,000(概ね)
六価クロム 500(概ね)
ふっ素及びほう素 250(概ね)
カドニウム、セレン、水銀、鉛、農薬等 80(概ね)

土壌汚染の原因対策・浄化対策について

第一種特定有害物質(揮発性有機化合物)の汚染土壌の浄化・対策方法
原位置浄化措置の種類
  1. 原位置抽出法

    特定有害物質により汚染された土壌ガスや地下水を除去して汚染土壌の土壌溶出量を低下させる方法。

        
    • 土壌ガス吸引法

      特定有害物質の揮発性を利用したものであり、不飽和帯に存在する第一種特定有害物質を強制的に吸引除去し、汚染土壌の浄化をおこなう方法です。

    •   
    • 地下水揚水法

      汚染土壌の存在する飽和帯の地下水を揚水し、地下水を介して特定有害物質を除去、回収することにより汚染土壌の浄化を行う方法です。

    •   
    • エアスパージング法

      飽和帯に空気を注入して地下水からの第一種特定有害物質の揮発を促進し、上部においてガス吸引法によって揮酸ガスを補集する方法です。

    •   
    • 加熱土壌ガス抽出法

      薬剤を加えて加熱することによって、汚染物質を揮発させて効率よく抽出して土壌を浄化する方法(当社ではホットソイル工法での実積があります)

  2. 原位置分解法

    指定区域の汚染土壌を堀削することなく化学的作用や生物的作用により特定有害物質を原位置において分解する方法。

    • 化学的な処理法

      汚染土壌中に薬剤を添加し、化学的に特定有害物質の分解をおこなう。

      【鉄粉法】
      鉄粉を土壌中に重量比で1~数%程度混合し、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の揮発性有機化合物の脱塩素化を図る方法です。(当社では鉄粉法での施工実積があります)

    • 生物的な処理法

      汚染土壌に棲息する分解微生物の生物的作用を利用して、特定有害物質の分解を行う。
      海外では油分に対する分解は確立されており、近年では第一種・第三種特定有害物質の分解にも使用されるようになってきた。

      【バイオレメディエーション】
      バイオレメディエーションとは、微生物等の持つ特定有害物質の生分解性を活用し、汚染した土壌を浄化する手法です。(当社ではバイオレメディエーションでの施工実積があります)

  3. 堀削後施設等で処理する方法

    堀削した汚染土壌を汚染土壌浄化施設に搬入し、汚染物質を化学的反応、或いは微生物反応により分解する。

第二種特定有害物質(重金属等)・第三種特定有害物質(農薬等)の汚染土壌の浄化・対策方法
A.原位置で分解・無害化する方法
  • 還元・無害化処理

    堀削した汚染された土壌に薬剤を添加し、酸化・還元・触媒反応など化学的反応によって、有害物質を無害化する方法。

  • オンサイト洗浄分級工法

    オンサイト洗浄分級工法は汚染土壌・地層を大量の“水”を使って洗浄と分級をおこない、シルト・粘土など細粒土粒子と共に重金属を分離除去して含有量と溶出量を基準適合まで減少させます。

B.原位置で固化、不溶化する方法
  • 不溶化処理

    有害物質を科学的反応を用いて、難溶解の物質にし原位置から移動しないよう固定させる方法です。
    当社はシーリングソイル協会の正会員として「シーリングソイル工法」での実積があります。

    【シーリングソイル工法】
    “天然鉱物系改良材”をもちいた地科学的な不溶化工法で、溶出量基準不適合の汚染土壌に適用します。低コストと低負荷と高品質を同時に実現したと高い評価を得て、各地の公共事業や民間事業で採用されています。

    ●ゼオライトによる吸着・イオン交換と早期固定化
    1㎏の天然ゼオライトは、陽イオンのカドニウムで900㎎/㎏、鉛で5,000㎎/㎏を超える量を吸着します。
    陰イオンの砒素でも、天然ゼオライト(Zm)1㎏で12㎎/㎏の固定化量を有します。
    シーリングソイル工法に用いる天然鉱物系改良材を混合したSSパウダーでは、砒素の吸着量と固定化量は大幅に増加します。
    又SSパウダーは、鉛・カドニウム・水銀の複合汚染の場合でも各イオンに対して速やかな吸着機能を発揮します。

    ●風化粘土による吸着と長期固定化
    風化粘性土に含まれるアロフェンやイモゴライトも、砒素やふっ素イオンに対する吸着機能を発揮します。
    又風化粘性土に含まれる珪酸及び鉄・アルミナ等の含水性非晶質物やアロフェンなど低結晶性の粘土鉱物が、長期間を経て高度に結晶化するにともない重金属を強固に固定化します。