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2019.08.26

「けんせつ小町甲斐」がやって来た!

令和元年8月26日(月)、松本市の信州スカイパーク内サンプロアルウィンにて「長野県建設業協会女性部会【長野】」と「けんせつ小町甲斐【山梨】」との意見交換会及び現場視察会が行われました。 けんせつ小町甲斐からは、18名(甲府河川国道事務所6名、山梨県県土整備部1名、建設業協会10名、うち9名女性)、長野県側からは13名(長野国道事務所4名、長野県建設業協会女性部会9名、うち8名女性)が参加しました。 この企画は、他県の女性技術者団体との連携を図り、日頃抱える問題や現場での諸課題について、その解決に向けた意見交換会及び現場視察会を開催し、建設業における女性活躍を推進することを目的としています。   お互い自己紹介をした後、まずは視察現場へ。視察現場は、長野国道事務所発注「奈川渡2号トンネル(その2)工事」、施工は(株)錢高組さんです。  

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(参加した女性の皆さん。発注者側7名、建設業者側10名。)    

 

 

土木業界のタブーをご存知ですか?

女性がトンネル工事現場に入ると山の神(女神)が嫉妬し事故が起こる―。

故にこれまで、坑内(トンネル)は女人禁制とされてきました。 これは迷信ですが、昔の坑内労働は過酷であったことから女性を保護するという目的で法律でも禁止されていたそうです。 でも今は、技術の進歩に伴い、現場での安全、環境は格段に改善が図られ、また男女雇用機会均等法により規制が緩和され、女性もトンネル工事に携わることができるようになりました。 今まで現場見学会も、女性がいるとトンネル工事現場での受け入れは断られることが多く、当女性部会によるトンネル工事の現場見学会は今回が初めてです。トンネルの現場を見るのが夢だった私にとって、今回夢が一つ叶ったわけです。 錢高組の現場作業所長さんの説明を聞きながら、全長約1500mのトンネルを皆で歩きました。 大興奮で写真撮りまくり(≧▽≦) 径約12m、延長約1500m、1日1~2mほどしか進まないトンネル掘削・・・貫通した時の感動はいかほどか。

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(足カバー、防塵マスク、ハンドタオル・・・(株)錢高組さんの心遣いに感謝!)    

 

興奮冷めぬまま、現場からアルウィンに戻り、意見交換会が行われました。 視察現場の良かった点、改善点、日頃働く上で困っている点、改善点等を3班に分かれて話し合いました。

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(3班に分かれてグループワーク。初対面とは思えぬほど、女性同士話が盛り上がりました。)

 

    ~発表された意見より~ ・まだまだ女性が珍しい職業。今回視察現場では、靴が汚れないように足カバーを用意していただいたり、他の現場でも言えることだが、現場の整理整頓が行き渡ってきれいになっていたり、女性が現場に行くことで気を使っていただくことが多々ある。こういう視察会をすることで、いろんなことが「良くなるきっかけ」になればいい、と思う。 ・女性用トイレの設置には、まだまだ引け目を感じる。女性用トイレの設置が当たり前になったり、更衣室の設置など、男女関わらず快適に過ごせるような作業環境になればいい。   今回、他県の女性たちもがんばっていることを知れて、私ももっともっとがんばらねば、と思うのでした。  

 

 

(文責:井浦)      

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