川中島建設株式会社が実施する不動産再活用における汚染土壌の浄化について、当社で実施する流れと共に当社の施工へのこだわりやお客様と一緒に取り組む点について解説いたします。
規模の大小によって、工事期間を設定いたします
工事内容・期間等の説明 協力依頼をいたします
消防局・県・市等への必要書類の提出をいたします
施主様立会い
※汚染区画を明確にします。
現状汚染土の汚染物質含有量の確認
汚染物質を浄化するのに必要な添加材の添加量の決定をいたします。
汚染度の汚染物質含有量の確認
※トリータビリティ試験
騒音・粉塵対策をします。
H=3.0〜3.6m
添加材を使用する前に、材料の検収を実施します。
添加材入り袋
添加材使用後の袋
施工規模が大きな場合はサイロを設置します。
堀削
攪拌混合
※添加材の混入量は機械で自動設定し、結果をプリントアウトできます。
油圧ショベル
土質改良機械
フルイ機
施主様立会いで行います
深さ・延長等出来高の確認をしていただきます。
汚染土が残っていないかの確認をしていただきます。
処理後の土壌溶出試験を行い土壌汚染対策法に基づく溶出基準で溶出量を評価します。
汚染値が基準値以下にするよう、施工中の品質管理を徹底しております。
温度管理
養生
処理後試料採取
汚染数値の検査(基準値に達するよう、施工中も検査いたします)
フルイ機による異物を除去しながら埋め戻します。
異物除去
埋戻し作業状況
各層毎に充分転圧します。
対策工事完了
◎川中島建設はシーリングソイル協会の正会員です。
シーリングソイル工法(重金属等の地化学的固定化)は、“天然鉱物系改良材”をもちいた地化学的な不溶化工法で、溶出量基準不適合の汚染土壌に適用します。
低コストと低負荷と高品質を同時に実現したと高い評価を得て、各地の公共事業や民間事業で採用されています。
1㎏の天然ゼオライトは、陽イオンのカドニウムで900mg/㎏、鉛で5,000mg/㎏を超える量を吸着します。
陰イオンの砒素でも、天然ゼオライト(Zm)1㎏で12mg/㎏の固定化量(吸着量-溶出量)を有します。
シーリングソイル工法に用いる天然鉱物系改良材を混合したSSパウダーでは、砒素の吸着量と固定化量は大幅に増加します。
またSSパウダーは、鉛、カドニウム、水銀、の複合汚染の場合でも各イオンに対して速やかな吸着機能を発揮します。
風化粘性土に含まれるアロフェンやイモゴライトも、砒素やフッ素イオンに対する吸着機能を発揮します。
また、風化粘性土に含まれる珪酸及び鉄、アルミナ等の含水性非晶質物やアロフェンなど低結晶性の粘土鉱物が、長時間を経て高度に結晶化するにともない重金属等を強固に固定化することが期待されます。
バイオレメディエーションとは、微生物(バクテリア)の自浄作用による土壌浄化で、汚染物質を微生物が食べつくし二酸化炭素と水に分解する技術です。
油を分解する微生物は、どんな土壌にも存在します。しかし汚染された場所では、微生物が活性化するための酸素や栄養塩等が不足している為、バイオレメディエーションでは、微生物による分解が促進できるよう、環境条件を最適にする為に、汚染土壌中に存在する油分解微生物を活性化させて分解し浄化します。
攪拌作業
ミキシングバケット使用
添加剤が固体及び液体で配合管理が必要な場合には10m3水槽を用意しています。
◎川中島建設はホットソイル協会の正会員です。
ホットソイル工法とは、トリクロロエチレンなどの揮発性有機塩素化合物で汚染された土壌を堀削し、水と発熱反応する無機化合物(製品名:ホットソイル)を混合し、土壌中のこれらの汚染物質を加熱・揮発させ、回収・処理する工法です。
設計図書に対するすべての工事について報告書の資料を作成します。
施主様立会い検査後お引渡しいたします。