平成22年度国補災害関連緊急砂防工事が竣工しました。
平成22年7月に発生した、長野市信更町を中心とした集中豪雨により、土石流災害のあった、赤田地籍(山田沢)で弊社施工の砂防堰堤工事が竣工となりました。
昨年6月から工事用の道路を構築し、杉などの支障木の伐木を行った後、8月17日から約2,000立方メートルのコンクリートを順次打設してまいりましたが、ようやく3月21日に竣工する事が出来ました。
砂防堰堤工事は、構築した構造物の殆どが地中に隠れるような土木工事と違い、その殆どが工事完成後に見ることが出来る工事であり、治山治水工事の花形工事と考えています。
工事に携わった者にすれば、どの工事も竣工時に施工中の色々な事が思い出され、感慨深いものですが、今回のような堤長が64mにも及ぶ長大な構造物を、無事故・無災害で竣工した今、その姿を改めて眺め達成感さえ覚えます。
また、このような工事を通じ、地域の皆様の安全や財産を守る事につながる「ものづくり」のすばらしさを実感出来る工事となった事は間違いありません。
最後になりますが、工事施工中に於きましては、赤田地籍の皆様からは、リンゴ・柿などの差し入れや、励ましのお言葉などいただき、本当に有り難うございました。
今後も、このような工事を通じ、地域貢献に繋がるよう努力してまいります。
土木部 清水