緊急事態に遭遇しました。
12月17日各地で大雪が降った日、私は愛知県に出張に行っていました。用事を済ませ
JR中央線多治見駅20時04分発の特急しなの25号で帰途につきました。しかし折からの
大雪で、松本駅には30分遅れで到着。列車の行き違いのため停車(中央線では一部単線
区間があります)した聖高原駅では、その先で倒木があり、除雪と倒木の撤去作業の
ため2時間余りも停車しました。そして降車する駅まであと10分ほどとなったところでは
列車が車と衝突したため緊急停止をしてしまいました。「復旧には相当時間がかかります」
というアナウンスに、「いったいいつになれば家に帰れるのだろう」という気持ちにも
なってしまいました。
しかしながら深夜の吹雪の中、全身雪まみれになって事態の収拾にあたっている方々の
姿を見ていると、普段決まった時間に決まった場所に到着することが当たり前と思って
いることが、実はこうした方々がいることで初めて成り立っているということをしみじ
みと感じさせられました。
午後8時過ぎに列車に乗ってから、翌日の朝6時30分に代替輸送のタクシーに乗り換える
までの約10時間半、とても疲れましたが普段体験できないとても貴重な体験をしました。