千曲川河川事務所建設労働災害防止大会に参加しました。
平成28年9月29日 長野市生涯学習センターにおいて、平成28年度の千曲川河川事務所建設労働災害防止大会が国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所、同工事安全対策協議会により開催され、工事受注者として川中島建設からも8名が参加しました。
(大会模様)
冒頭、堤 千曲川工事事務所長様から、「8月までの工事事故件数は48件とここ5年間では二番目に少ない。労災は減少しているが公衆災害は増加している。出水期も終わり降雪時まで期間は短いが工事繁忙期になる。効率的に、安全に配慮して工事を進めて欲しい。事務所管内では大きな事故は発生していないが本大会の議論も踏まえ大会を契機に安全に更に尽力願いたい」との挨拶がありました。
(開会の挨拶:堤 千曲川河川事務所長様)
講演では、長野労働局労働基準部 坂野 産業安全専門官から「建設労働災害の現状と課題について」の演題で講演がありました。
その中で、①長野県全体で2032件(27y、休業4日以上)の死傷災害が発生 ②建設業は減少(土木は減、建築は増)、しているが1/3は転落 ③今後ハーネス型安全帯の普及促進 ④交通事故の防止(現場と事務所間、道路における工事中) ⑤全国労働衛生週間(10/1~10/7) ⑥ストレスチェック制度についてお話がありました。
引き続きの講演として、建設業労働災害防止協会長野県支部 塚原 専属講師からがありました。
その中では、新規入場者教育について事故事例を交えてその重要性をお話しされました。
「建設業における短期雇用労働者は職長が想像している以上に知識・技能が乏しい」、「同じ職種でも新しい現場では一時的に未経験者になる」ことによる災害が多い。下請事業者から、好感を持たれた新規入場者教育例、現場の問いかけ唱和運動例を示して頂き、今後の活動に取り入れていく必要性を痛感しました。
講演:建労防 長野県支部 塚原講師)
続いて、平成28年度活動計画の審議の後、上半期工事事故発生状況についての報告、北條組様からの安全対策事例紹介、安全宣言の実施、小川 安全対策協議会副会長の閉会の挨拶をもって、大会を終了しました。
(採択された安全宣言)
(閉会の挨拶:小川安全対策協議会 副会長)
なお、一部資料については、共有写真帳の大会写真のフォルダに格納してありますので、活用してください。