年度はじめの取り組み(その2:安全運転講習会)
あんしん企画様の支援で「安全運転講習会」を4月15日(土)13時30分より本社4Fホールにて実施しました。
(講習模様)
講師は、㈱インターリスク総研の八木様で、研修の内容は以下のとおりです。
1. 交通事故による責任と損失
・運転者の責任としては、刑事上(懲役、禁固、罰金)、行政上(免許の停止、取り消し、
減点)、民事上(被害者への損害賠償)、道義上(誠意ある対応、会社への謝罪)がある。
・企業の損失は直接的(保険対応できる)と間接的(時間的ロスや信用失墜、保険対応で
きない)がある。常に会社の看板を背負っている自覚が必要。間接損失は直接損失の4
倍
2. なぜ交通事故は起きるのか
・運転は認知(70%)→判断(20%)→操作(10%)の繰り返し
・見落とし、見間違い、錯覚は起きる、運転に集中(しっかり観る、速度を落とす)
(問題:黄信号・青信号の正しい意味は?誤って理解していませんか?)
3. どんな事故が多いのか
・全国の人身事故統計より
・車対車では、交差点での追突、出会頭事故が多い
4. 安全運転のワンポイント
・追突事故防止←しっかり観る
車間距離を十分にとる(一般道では2秒以上=ゼロイチ、ゼロニイ)高速では4秒
停止時は前車の後輪が見える位置で止まる
わき見、漫然運転はしない、スマホは停車してから
前方の交通状況を読む
←これだけでは、加害者にはならないが被害者になってしまう
・追突されないためには
早めの減速とポンピングブレーキ
早めの合図(ウインカー、ハザード)ブレーキはその後(30m or 3秒前)
右左折や停車時字は合図の前に車を端に寄せる
・出会頭事故防止
停止線がある場合は停止線の前で止まる
タイヤを完全に止め、左右を十分に確認
一時停止は3段階停止(止まる、見せる、見る)
意識して首を左右に振って見に行く
信号を過信しない
・常に危険を予測する
道路上の危険は時間と共に変化する
「見えている危険」(人の意志で変化)と「見えていない危険」(死角や物陰)を読む
なるべく多くの危険を予測(かもしれない)
危険の感受性を高めて危険に構えることが事故を防ぐ
(渋滞時の危険予知、こんなに沢山の危険、黄:見えている危険、赤:見えていない危険)
5. 事故を起こしてしまった時の対応
・119番(負傷者の救護)
・ハザード、安全な場所に車移動(二次災害防止)
・110番
・相手の確認、目撃者の確保
・会社への連絡
6. 最後に
・交通ルール厳守
・制限速度を守り、車間距離確保
・しっかり止まってしっかり観る
・安全確認は面倒だが事故はもっと面倒
・安全運転は自分のため、家族のため
以上、講習内容を思い起こして、決して事故を起こさないようにタガを締めてください。