中世の遺構?が出てきました。~埋蔵文化財調査の現場より~
川中島建設の前を通り篠ノ井駅前通りに繋がる川中島幹線の工事が始まりますが
厳しい残暑の中、その前段の埋蔵文化財の調査が行われています。
※タイトルより「遺構」・・・・・過去の建築物、工作物、土木構造物などが後世に残された状態。
言い換えれば過去の人類の活動の痕跡のうちの不動産的なものを指す。
現在まで残存している部分のみの事を言ったり、かつての建造物の
構造の痕跡が確認される全体の事を指したりする。
「工事区間北側から」
この辺りは中世の時代に、この地に勢力のあった布施氏の館がありました。
(ちなみに同族で山に勢力のあった布施氏は山布施の地名の由来になりました。)
そのため関連の遺構があるとのことで、長野市埋蔵文化財センターの職員の皆様が
弊社が当時の地表面まで掘り上げた穴の中で発掘の調査をしています。
「発掘現場の様子①」
ここでは、何やら塀のようなものが見えます。
「発掘現場②」
こちらでは何かの基礎の石材が出ていました。
現場は川中島建設から200m位の辺りで近くなので、歴史探訪としてご覧ください。