地すべり対策工事(長野市七久保)の近況報告
ずいぶんお待たせしました。以前お伝えいたしました、長野市七久保地籍で実施している地すべり対策工事の近況を報告いたします。
冬の厳しい環境をくぐり抜け今は、小鳥がさえずり野草が花開いています。地すべり地帯では、他の工事も進行しており、一帯では重機の音が聞こえるだけです。
以前発注者の方と現地調査の立会いを実施してから半年あまりになります。下段には、カゴ枠と呼ばれる土留工を配置して大きな土砂崩壊を抑制します。網目に組まれた枠の中には、20cm内外の石材をつめて重量を持たせてあります。(写真1)崩れて押し出された土は整形され、排水用の側溝を布設しています。両サイドには植生土のうを配置して降雨による更なる侵食を防ぎ、速やかな排水を促します。また、整形された法面には、筋工と呼ばれる丸太柵を配置して、土砂の動きを抑制しています。(写真2)
今後は、下方に向かって排水用の側溝と筋工を配置していきます。5月末までには完成したいと思っております。お天気あんばいによりますが、無事故で完成までこぎつけて行きたいと思いますので、完成のご報告まで今しばらくお待ちください。