グルービング工法による舗装修繕工事が終了しました。
長野市の市街地から北西部、善光寺のある場所から約20分。通称7曲がりといわれる道を登っていくと、飯綱山のふもとに大座法師池があります。その手前の急カーブのある場所が今回の舗装修繕工事の現場(長野市芋井地籍)です。
急カーブを挟んで区間1kmの舗装修繕工事を11月から実施しておりましたが、このほど完成検査を受け無事に完了することができました。
今回の工事は、急勾配で急カーブという箇所で、交通車両の安全性を考慮したグルービング工法を取り入れております。当社川中島建設でも痛んだ舗装の修繕は以前から数多く実施しておりますが、今回のグルービング工法は、実施例があまりありませんでした。
グルービングとは、舗装した路面に、深さ4~6mmのスリット状の切り込みを幅6cm程度の間隔で道路全面に施し、路面の雨水を速やかに路肩の排水側溝に排除して、凍結やスリップによる事故を防止する役目を持っています。
もちろん、皆さんの安全運転が基本ではありますが、このような急勾配で自然環境が厳しい場所では、道路にもいろいろな工夫が施されております。そして、皆さんの交通安全に寄与しておりますので、工事施工に当たってもその目的にあった施工に心がけていきます。
これまでの皆さんのご協力に感謝し、完成の報告といたします。