長野県建設業協会女性部会イベント「建設業で輝く女性のための現場視察会・乳がんセミナー」
6月7日 建設業における女性職員の活躍を図るため、 「建設業で輝く女性のための現場視察会・乳がんセミナー」が開催されました。
当日は朝からあいにくの雨でしたが、 長野市内の建設会社で働く女性23名、当社からも3名が参加しました。
午前の部は北野建設(株)様の協力を頂き、 施工中の「平成30年度 社会資本整備総合交付金(街路)工事 長野市桐原~吉田2工区」 の現場を視察しました。
まず長野建設事務所の方と実際に現場で活躍している女性技術者の方による 工事内容の説明を受けてから現場に向かいました。
現場では雨あしの強い中、拡声器を使って説明をしてくださいました。
(雨の中での現場説明)
建設業界に女性技術者が増えてきたとはいえ、 まだまだ工事現場で活躍する女性は多くありません。
そのため、男性女性共に働きやすい現場環境や 女性目線での気付ける改良点も現場には多くあると思います。
こちらの現場では実際に女性技術者が働いていることから、 現場事務所の中に女性専用更衣室があったり、 女性用トイレに男性が間違えて入ってこれないような動線となっていたりと、 男性女性共に働きやすい環境を見ることができました。
又、現場内での環境整備だけでなく、地域住民や通行する一般の方々に対しての試みも感じられ 道路から見える位置に、工事の進捗状況がわかる電子掲示板を設置したりと 現場内外での配慮が感じとれる現場でした。
(働きやすく整理整頓された現場事務所)
(仕切られた男性・女性トイレ)
午後は長水建設会館に移動し、 昼食を頂きながら他社で活躍する女性職員と交流を深めました。
その後のセミナーは、女性ならではの話題と言っても過言ではない「乳がんセミナー」でした。
近年、啓発運動により乳がんに対しての意識が高まった方も多いと思います。
私自身も数年前までは20~30代は乳がんになる確率が低いことから検査も必要ないと思っていましたが、 最近では若い世代も乳がんになる可能性があることを知りそろそろ検査が必要かも…と再認識しました。
講師に東京海上日動火災保険㈱の高橋様を迎え、 「がん」は日本人の死因第1位で、生涯「がん」に罹患する確率は男性女性ともに約2人に1人、 さらに日本人女性に最も多い「がん」は「乳がん」との事でした。
「がん」は早期発見が大事だと言いますが、 実際に「乳がん」の検診を受けている方は30%ほどしかいないそうです。
又、乳がんは自分で触診をすることで発見することができることが知られていますが、 はたして「しこり」がどのようなものなのか… そこで、今回は乳がんの「しこり」を体験できる 「乳がん触診モデル」で触れて、しこりの感覚を体験することができました。 わかりやすい「しこり」もあれば、 「えくぼ」というくぼみの下にある「しこり」など様々なタイプがあるようです。 又、脇などのリンパ節の腫れなどからもわかることがあるそうです。 体験した受講者のみなさんは口を揃えて、 「自分で触ってみてもわからない」…と言っておりました^^; やはりしっかり医療機関で検診を受けることが大切であると感じました。
(しこり…ってこんな感じ?)
今回のイベントで、なかなか見る事のできない女性技術者が活躍する現場や、 貴重な乳がんについて講義を聞き、とても勉強になりました。
視察をした現場の取組みを、当社も女性技術者がいる現場に活かしていけたらと思います。
建設業界で働く女性職員がさらに業界を盛り上げていけるよう、 一女性職員として健康にも留意しながら努力していきたいと思います。
長野建設事務所の中村様、北野建設㈱の下形様、大久保様、和田様、 現場視察会に協力してくださった方々、東京海上日動火災保険㈱の高橋様、 セミナーを計画・準備してくださった方々、本当にありがとうございました。