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TOP > 日々の話題 > 土壌汚染対策工法(土壌環境修復)  第1弾
2011.05.11

土壌汚染対策工法(土壌環境修復)  第1弾

今回は弊社が経験した【重金属類不溶化工法】について紹介します。

一定規模以下の重金属類不溶化工法

平成21年4月に改定施行された土壌汚染対策法では、汚染土壌の対策について、

汚染拡散の観点から、従来の搬出処分から、原位置での汚染土壌の環境修復工事が

推奨されています。

一定規模以下の重金属類汚染土壌の不溶化工事として、川中島建設では、

自然にやさしく、貴重な資源を有する海水と消石灰から精製されたマグネシウム系

不溶化剤と、天然の粘性土と鉱物を地化学的に吸着・固定する不溶化剤

(SSパウダー)を使用した実績を持っています。

施工はいたって簡単で、本剤の所要量を川中島建設が保有する機械で対象土壌に

攪拌・添加することでその機能を発揮します。

不溶化剤の添加量

攪拌混合する重機械類の使用料金に、大きな違いはありません。

いかに効果のある薬剤でも、適切な比率で混合できるかによって、対策費用が

大きく変化します。

川中島建設では、土壌分析のために採取した試料をご提供いただければ、

最も適した混合量を計画いたします。

もちろん、お勧めの不溶化剤をご存知でしたら、性能試験(トリータビリティ)を実施

して使用することも可能です。

川中島建設㈱自社保有機械

ミキシングバケット

ミキシングバケット

攪拌水槽

攪拌水槽

自走式改良機 BZ-210

自走式改良機 BZ-210

不溶化の効果を最大限に引き出すには、その攪拌混合の精度が鍵を握ります。

川中島建設では、添加剤の適切な混合撹拌に威力を発揮する「自走式土質改良機」

(添加量自動制御装置を具備)およびバックホウアタッチメントの「ドライブミキシング」

と定量の品質を確保する「攪拌水槽」を保有しています。

攪拌水槽だからできる定量投入

攪拌水槽だからできる定量投入

攪拌水槽内でドライブミキシングが活躍!

攪拌水槽内でドライブミキシングが活躍!

シーリングソイル協会

川中島建設は、SSパウダー・ヘビメタクリーンの「シーリングソイル協会」の正会員です。

いち早く、重金属類の不溶化に対する研究と実績を積み重ね、シーリングソイル工法

による施工開始から16年間のモニタリングではその品質に変化が見られず

安定しています。

◆重金属類汚染土壌の不溶化対策工事実績◆

年  次 場   所 用  途 対策土量 工法・添加剤
平成18年 福島県 工場跡地 50,000㎥ シーリングソイル工法
平成20年 兵庫県 工場跡地 860㎥ シーリングソイル工法
平成21年 長野県 公共工事 50㎥ SSパウダー
平成21年 大阪府 工場跡地 900㎥ マグネシウム系不溶化剤
平成22年 岡山県 工場跡地 700㎥ SSパウダー
平成22年 長野県 公共工事 230㎥ マグネシウム系不溶化剤

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