”ふるさとは遠くにありて思うもの”・・・我がふるさとの風景
朝晩の空気は冷たく感じますが、毎日暑い日がつづいていますね。毎日熱中症の記事が新聞に載っていますが、皆さんはいかがお過ごしですか。
先日、親戚の不幸があって私の田舎-福島県大沼郡三島町ーに行ってきました。
昨年の新潟・福島豪雨災害の復旧に取り掛かっていましたが、まだまだの感がありました。(仕事柄そんなところについつい目がいってしまいます)
親戚の庭には、とうもろこしやきゅうりが収穫を待つばかりになっていました。
宿泊した宮下温泉「ふるさと荘」の前は、只見川。昨年の災害の復旧工事も順調そうでした。
流れる川面は、静かに波を浮かべ、先ごろの災害で猛威を振るった流れとは想像もつかない風景です。
災害復旧のための工事車両や仮設に置かれた大型土のうも、作業をしていないせいか違和感がありました。
「ようやく復旧工事が始まったよ」との声に住民の方も安堵の様子でした。
ここ宮下温泉の源泉の温度は、56度もあり水でうめないと熱くてとても入れません。以前はそのままの源泉を入れていたが、いまでは42度前後にして掛け流しています。
しかし、それでも熱いことにはかわりません。
私は、熱いのが苦手なので、ゆっくり首まで浸かっても、暫くも居れなくすぐに上がってしまい、何度かその繰り返しでようやく出るような状態です。
常連の地元のお客は、この熱いのが良いらしく、さっさと首まで浸かっては、気持ちよさそうです。
ふるさとを離れて既に50年になります。
人が減り同級生もいなくなって、ふるさとの風景だけが越し方に思いをはせさせてくれますが、本当に”ふるさとは遠くにありて思うもの”です。
変わってほしくないふるさとは、いつまでも残ってほしいと思うのは、年のせいでしょうか?
小椋公一