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TOP > 日々の話題 > ”ふるさとは遠くにありて思うもの”・・・我がふるさとの風景
2012.08.29

”ふるさとは遠くにありて思うもの”・・・我がふるさとの風景

朝晩の空気は冷たく感じますが、毎日暑い日がつづいていますね。毎日熱中症の記事が新聞に載っていますが、皆さんはいかがお過ごしですか。

先日、親戚の不幸があって私の田舎-福島県大沼郡三島町ーに行ってきました。

昨年の新潟・福島豪雨災害の復旧に取り掛かっていましたが、まだまだの感がありました。(仕事柄そんなところについつい目がいってしまいます)

乗用車がすれ違うのにやっとの道ですが、両側には杉木立が続いています。

乗用車がすれ違うのにやっとの道ですが、両側には杉木立が続いています。

親戚の庭には、とうもろこしやきゅうりが収穫を待つばかりになっていました。

収穫を待つもろこし

収穫を待つもろこし

きゅうりが育つ

きゅうりが育つ
宿泊した宮下温泉「ふるさと荘」の前は、只見川。昨年の災害の復旧工事も順調そうでした。
手前の水面が只見川。対岸の川が私の生まれた集落から流れ込む大谷川(おおたにがわ)。

手前の水面が只見川。対岸の川が私の生まれた集落から流れ込む大谷川(おおたにがわ)。

流れる川面は、静かに波を浮かべ、先ごろの災害で猛威を振るった流れとは想像もつかない風景です。
災害復旧のための工事車両や仮設に置かれた大型土のうも、作業をしていないせいか違和感がありました。
「ようやく復旧工事が始まったよ」との声に住民の方も安堵の様子でした。
只見川をまたぐ赤い橋がコントラストを際立たせて美しく見える

只見川をまたぐ赤い橋がコントラストを際立たせて美しく見える

集客のための観光案内版も設置されている。奥会津への誘いがうれしい。

集客のための観光案内版も設置されている。奥会津への誘いがうれしい。

源泉垂れ流しの暖簾と方言での誘いにふるさとの思いもひとしおだ。

源泉垂れ流しの暖簾と方言での誘いにふるさとの思いもひとしおだ。

ここ宮下温泉の源泉の温度は、56度もあり水でうめないと熱くてとても入れません。以前はそのままの源泉を入れていたが、いまでは42度前後にして掛け流しています。
しかし、それでも熱いことにはかわりません。
私は、熱いのが苦手なので、ゆっくり首まで浸かっても、暫くも居れなくすぐに上がってしまい、何度かその繰り返しでようやく出るような状態です。
常連の地元のお客は、この熱いのが良いらしく、さっさと首まで浸かっては、気持ちよさそうです。
ふるさと荘の近くの赤い橋の袂にあった標識

ふるさと荘の近くの赤い橋の袂にあった標識

ふるさとを離れて既に50年になります。
人が減り同級生もいなくなって、ふるさとの風景だけが越し方に思いをはせさせてくれますが、本当に”ふるさとは遠くにありて思うもの”です。
変わってほしくないふるさとは、いつまでも残ってほしいと思うのは、年のせいでしょうか?
小椋公一

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