こんなものが有りました2。
前回に引き続き、珍しいもののご紹介です。 A-50 旭化成 発破器 昭和50年4月製造 と記載してあります。 ネットで調べましたら、爆薬のダイナマイトを爆発させる起爆スイッチのようです。 ご承知のように、ダイナマイトはノーベル賞で有名な、スウェーデンのアルフレッド・ノーベルが、1866年に発明したものです。 建設資材等の価格が掲載されている、『月刊建設物価9月号』で調べましたところ、2号榎ダイナマイト(25mm×100g)が1,290円/kg 一本129円、3号桐ダイナマイト(40mm×500g)が1,270円/kg、一本635円という価格になるようです。 思っていたよりは、お安いかなと感じました。 それに加えて、電気雷管が必要になります。一般にダイナマイトより危険だと言われています。 これをダイナマイトにつなぎ、写真の発破器にコードを接続して、スイッチを入れると大爆発すると言う手順になります。 気合いを入れる時に、「発破をかける」と言う事が有りますが、語源は此処から来ているそうです。 ちなみに、ダイナマイトの主成分はニトログリセリンですが、血管拡張作用があるので狭心症の薬としても使われています。 そのため、ダイナマイトは舐めると甘い味がします。 これを利用して、ミツバチに味を覚えさせ、地雷の発見に役立たせようとする試みも行われているようです。 爆破作業はたいへん危険な作業ですので、厳しい管理下のもとで、厳重に管理されております。 最近では、火薬を使用する現場は少なくなりましたが、当社では『火薬類保安責任者』の資格を所有している職員が作業に従事しております。