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TOP > 日々の話題 > “プレミアムサタデー”への取組み
2017.08.22

“プレミアムサタデー”への取組み

「え!プレミアムサタデー」???「プレミアムフライデー」の間違いだろ・・・。そんな会話から始まった「プレミアムサタデー」。実施に当たっての[主旨説明]には

「週休2日制に取り組む前段として毎月第4土曜日を完全休日とすることの取組みを長野県建設部油井部長より蔵谷会長へ提案があった」とあり、実施に向けての検討会で“月末には実施業務が重なるので第2土曜日に変更する”ことに決定し7月より実施となった。長野県建設業協会では、7~9月までの実施状況を県下の業者からデータを吸い上げて12月の「地域を支える建設業」検討会議に上程していくことになった。本当に実施できたのか、官民で差が出たのか、出来なかった理由は何か、課題は何か・・・。取り組みは始まったばかりである。新聞紙上では、来年度から仮設材の損料の増加や賃金の手当てを検討する、としているが課題は多いように思う。

 
“日刊建設工業新聞5/30記事リンク
 

弊社では、第2土曜日は年間カレンダーにより休日になっているが、民間工事を手掛けている営繕部門では、施主様の工期に合わせるべく休日が取れていない。一方、公共工事を施工している土木部門では、全ての現場で休日を実施している。

今回の取組みを通して、これまでの業務のあり方を見直す機会ととらえ、週休2日制への移行にこたえる体制を検討している。まず10月からは、第3土曜日のみの出勤とし、4週7休の取り組みを開始する。取組み中で見えてくる課題にどのような改善をすれば良いのかを検討していくことになる。

 

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(長野県建設業協会プレミアムサタデー啓発用ポスター)

 

どうしても気象条件に左右される我々の業界であり、降雨降雪の影響を受けながらも工期内竣工に向けて土日も関係なく業務しなければならない時もある。しかし、地図に残る仕事に喜びを感じるのも間違いない事実である。若き技術者が休日の多さだけで入職するか否かを決める要素にならないことを願うばかりである。

若き技術者の入職が増えてこなければ衰退の一途をたどることになり、地域を支えるべき技術者が減れば多発する気候変動による集中豪雨などの災害に対処できなくなる。振り向けばそのような場所に建設業者がいない状況を想像しただけでも、市民・県民を自然災害から守る使命など全うできるはずもない。今回の取組みは、弊社においてもささやかな一歩ととらえている。

                          (小椋公一)

 

 

 

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