揮発性有機化合物(VOC)の土壌汚染対策工事について
今日は北関東地区で施工している2現場へ言ってきました。
最初の現場は旧工場跡地で、油で汚染された土壌の対策工事です。
当社が加盟しているホットソイル工法で施工しています。
土壌の質・数量・経済性等を考慮して、テントの大きさ・一日の施工量を決めます。
使用機械は当社が保有している土質改良機械で、搬送して現地でホットソイルを攪拌混合します。
水和発熱により、土中のVOCを効率的かつ速やかに揮発・分離し、活性炭で回収します。
自己発熱であるためCO2発生の心配はありませんが、テントの中は真夏です。
作業する人は汚染物質で健康被害を受けないように、完全防護で作業しています。
テントの容量に応じて頻度を設定し、定期的に換気も実施しています。
混合攪拌後は分析検査を受けて、合格した土壌を埋め戻します。
次の現場も同じ北関東地区で、ガソリンスタンド跡地の浄化工事現場です。
こちらの土壌汚染の原因は、鉱油です。
高中濃度の油含有土壌は搬出し、低濃度の油含有土壌は現場内で生石灰系添加材を攪拌混合、そうして浄化の済んだ土壌を埋め戻す作業を行っていました。
土壌汚染解決の手法は前述のホットソイル工法と同じで、VOCを対象土壌から揮発・分解させて土壌を浄化処理する工法です。
現場は埋め戻し作業と仮設材の撤去を残すばかりとなり、今週にも完成の予定です。
会社から高速道路を利用しての本日の視察でしたが・・・
天気が悪かったせいで運転に気を遣うあまり、帰り着いたときには肩がやや凝っていました。
それでも、朝発って夕方には会社に戻れる高速道路網の恩恵に、感謝!感謝!