バイオ・オーガニック工法―びんぐし湯さん館の法面緑化工事を行いました―
弊社が取扱う特殊工法『バイオ・オーガニック工法』の工事が
この程完了いたしましたので現場のご紹介をいたします。
現場は、長野県埴科郡坂城町にある『びんぐし湯さん館』。
小高い丘の上にあり、露天風呂から坂城の街や
千曲川の素晴らしい景色を一望できる日帰り温泉です。
露天風呂のほか、休憩スペースやお食事処、プールなど
様々な施設が併設されており、
ゆっくりとくつろげる魅力いっぱいの温泉施設になります。
〈坂城町を一望できる絶景スポットです。〉
そんな魅力ある温泉施設ですが、改修工事を行ない
同時に坂城町を一望できる展望デッキを増設。
その展望デッキの北側斜面が土砂の法面であったことから、
周辺の緑化工事整備として特殊工法『バイオ・オーガニック工法』で行うことになりました。
『バイオ・オーガニック工法(客土注入マット工法)』とは…
植物種子と植生基盤材をつめた袋状マットを
法面(土砂・コンクリート・岩盤)を覆い、
自然と調和しながら法面を保護する工法です。
袋状マットから植物が生え始めます。
袋状マット内に植生基盤材があるので、
降雨・凍上・凍結による侵食や湧水・融雪水による流出がなく、
確実に法面上に植生基盤を造成します。
法面を保護する以外にも河川護岸を保護することにも活用されます。
今回、びんぐし湯さん館展望デッキ北側斜面の緑化工事前の状況は、
土砂が剥き出しとなっており崩れる危険性と
景観的にも何かしらの対応をしなければならない状況でした。
まずは袋状のマット(ソウケンフォーム)を布設するため法面整形をします。
法面整形完了上状況です。
この後袋状のマット(ソウケンフォーム)を布設、滑り落ちないようにアンカーで固定していきます。
一面に布設した状況です。
布設後は、ネットの中に注入する種子や水、植物基盤材を混合していきます。
その後、袋状ネットに注入。
施工場所は急斜面とのこともあり、注入作業は滑り落ちないよう注意を払います。
ホースを持つ作業員の必死さがうかがえます!
作業期間中は秋晴れが続いたおかげで、
作業も順調に進み工事を終えることができました。
全ての袋に土壌を注入することができました。
施工完了です!
今は黒色のネットが布設されている状況を見ることができませんが、
来年春ごろになると植物が育ち緑化し始め、
数か月後には展望デッキの周辺環境もさらに緑豊かな自然に覆われることでしょう。
びんぐし湯さん館の改修工事はもうすぐ終了!
R4年11月19日(土)にはリニューアルオープンを迎えます。
まだまだ紅葉の季節。
一新したびんぐし湯さん館と展望デッキを見に
出かけてみてはいかがでしょうか。
お出かけした際は、
展望デッキから一望できる坂城の街並みと、
ちょっと北側に目を向けて斜面に覆われている
『バイオ・オーガニック工法』の黒いマットも
一緒にご覧いただけますと幸いです。
■バイオ・オーガニック工法の詳細についてお問合せは
下記までご連絡くださいませ。
川中島建設(株)営業部 小林
TEL 0120-221-341