中野市千曲川古牧築堤竣工式が行われた
5月16日に中野市と飯山市との境にある古牧橋の上流で、
「輪中堤方式」と呼ばれる方式による築堤工事の竣工式が行われた。
平成20年度を皮切りに足掛け3年で築堤工事が竣工したことに、
地元の皆さんの熱意と協力があっての賜物と感謝するしだいです。
もちろん地元の関係する行政や発注官庁の国土交通省北陸地方整備局
千曲川工事事務所のご指導があったことは言うまでもありません。
本工事は、平成20年度の工事として弊社が樋管部と最上流の用水の分流を図る
分派施設と呼ばれる部分を施工した。
その後、北信土建株式会社様が築堤の盛土部他水路施設の整備と堤防天端部の
砕石舗装等の工事を施工した。
今回採用された「輪中堤方式」は周辺の土地利用一体型水防事業として、
水田等の利用と共に、住宅地の水害からの保護を目的に、住宅地のみを囲うように
堤防を築くものである。
一般的な連続した堤防「連続堤方式」よりも工期の短縮と事業費の圧縮が図られ、
一日も早い安全と安心な地域の保護が図られるものである。千曲川河川事務所の
資料によれば、工期で2年の短縮、総事業費で約17億から約8.5億円と50%近い
削減が図られたといいます。
全国的にも珍しい方式により本堤防が完成したことは、昭和57年よりたびたび
洪水の被害を被ったこの地域に住む人々にとってまさに待望久しい堤防の完成となった。
今回は、今春の完成を待って待望の竣工式及び完成祝賀式の模様をお伝えしましたが、
このような地元住民の皆さんの熱意とご協力によって少しでもお役に立てたことは、
弊社としても喜びに堪えないところであり、本事業に携わらせていただき感謝する
ところです。
今後もこの地域のますますのご発展をお祈りいたします。