下高井農林高校生の職場体験学習
8月9日、下高井郡木島地先での護岸工事を行っている現場で職場体験学習を行った。ここには、近くの下高井農林高等学校グリーンデザイン科の生徒9名と教諭2名が参加した。 発注者である国土交通省北陸地方整備局中野出張所長の古市成人所長も参加していただき、災害時に備えるソフト・ハード両面が重要と過去の災害写真を示しながら話された。 現場の概要説明の後、ブロックを張り付けている作業を見学した。完成後には土砂で見えなくなるので、今しか見られない風景だ。
(工事の目的を現場に設けられているインフォメーション施設で説明)
(ブロックを間近にして説明を聞く)
測量作業も2人で行うことから1人で行えるようになってきた。TS測量により5×3mのポイントを設定し、実測で正確な打点ができたかどうかを体験した。 また、中野出張所長の古市所長からは、昭和57年9月の豪雨災害の写真を基に「36年前の災害時にも、今年の西日本豪雨災害のような状況があった。ハードだけでは防げない状況が常にあるので、ソフト面での備えも重要です」と話され、管内の千曲川の航空写真を広げ河川の蛇行や河川の幅などの状況を説明。知ることの重要さを強調した。
(3mの設定に対して2.99mであった)
航空写真で川幅などの現況を確認した) (小椋公一)