SDGs成果報告会に参加しました
SDGsをビジネスに活かした取組を行う県内企業の成果報告会に参加しました。
令和2年2月12日(木)午後、長野市TOiGOにて長野県産業労働部主催で
表題の成果報告会が開催され参加しました。
会場は主催者はじめ県内からの参加者200名程が満席状態で、関心の高さが伺われました。
冒頭、林 長野県産業労働部長様からのご挨拶に続き、
県内5社から取組の成果発表がありました。
(配布資料は、社内共有ファイルに置きます)
( 会場の模様 )
発表の要旨は以下のとおりですが、
各社の工夫だけでなく活動上のお悩みが感じられました。
齊藤木材工業株式会社 代表取締役 齊藤 様
業務内容: 信州唐松材及び地域材を利用した構造用集成材、耐火集成材の製造加工販売
取組内容: ・長野県の唐松の歴史、
蓄積量:大正~昭和前期に広範囲に植樹、全国第二位の蓄積量があり、多くが伐期を迎えている現状。
サイクル(植林~利用)は245年、寿命は100年程度であるから
現状の使用ペースでは腐ってしまうものが出る。
・販路拡大の取り組み:ブランド化に取り組んでいるが安価な輸入材との競合で苦戦している。
・県の補助金を活用した取り組みの成果:上記の他に首都圏企業とのマッチングイ ベントへの 参加、
木材の香りや効果を生かす製品開発を進めて行く。
・業務事例の紹介
株式会社 山翠(さんすい)社 代表取締役 山上 様
業務内容: 創業89年の工務店、古木の在庫数ナンバー1、古木を活用した空間造り、
造作家具の製造、納品
取組内容: ・古木とは:戦前に建築された古民家から入手した古材の中でも人々の
想いや愛着のこもった 上質で立派な古材、ストーリーのある古材を古木と定義している。
・増え続ける空き家、持ち主と繋がることによる移築・再生、解体して古木空間に。
・KOBOKUプラットフォーム構想:材料とコンサルで、アライアンス先の収益が上がる様に
お手伝いしていく。
WIN-WINの関係の確立を図る。
信州吉野電機株式会社 代表取締役社長 吉野 様
業務内容: プラスチック製品の製造
取組内容: KNZASi-Teeの開発、製造、販売
株式会社 長野車体 代表取締役 鴨下 様
業務内容: 5台積キャリヤカー(車両運搬車)の製造、販売
取組内容: 福祉車両(車椅子ローダー)の開発
株式会社 水島紙店 代表取締役 水島 様
業務内容: 紙、及び紙製品卸売業、レンタル倉庫、事務機器販売、手提屋(てさげや)の名義でオーダー紙袋の製作
取組内容: 紙袋プロジェクトの活動、できるところから店舗で使用する袋を
ポリから紙に切り替えていくために、弊社の存在の周知、
無料紙袋の提供から活動し、多くの知見を得た。
休憩に続いて、上記発表5社の皆さんが、MS&ADインターリスクの
原口様をファシリテータとして、
パネルディスカッションを行いました。
( パネルディスカッションの様子 ) パネル
ディスカッションでは、プレゼンの補足、2030年Goal時の目標、現状の課題、
県への要望等の発言がありました。
最後に、長野県産業労働部様から「長野県のSDGs推進施策について」
説明て閉会とがあり、質疑応答をもっなりました。
(屋外展示) 閉会後、会場のTOiGO屋外には県産材を用いた
モデルハウス(小部屋)の展示があり 実際に触れることにより
県産材の色合い、優しさ、強度を感じました。
川中島建設では、このような機会を通じた異業種の皆様との
新たなつながりを求め SDGsを通じて業務の推進に努めて行く所存です。