「けんせつ小町」の活躍を見てきました。
「けんせつ小町」って聞いたことありますか?
日建連(日本建設業連合会)が、「もっと女性が活躍できる建設業を目指して」を掲げて、建設業における女性の活躍などを紹介し、その過程で、建設業で活躍する女性技術者につけた愛称です。
2月1日、女性技術者活躍に向けた現場見学会&意見交換会に行ってきました。
今回の現場は、2018年4月に開校予定の「長野県立大学三輪キャンパス」の建築現場。
参加者は、元請業者の大成・岡谷JVの女性技術者、発注者側の県の女性技術者、そして私たち建設業協会の女性部会員など、総勢27名。
(延べ面積約16,770m2の『長野県立大学三輪キャンパス』)
大成・岡谷JVでは、入札時の技術提案として、女性技術者から成る「しらかば小町」を発足、日建連のけんせつ小町に登録し、女性技術者の活躍をアピールしているそうです。
(けんせつ小町のロゴマーク)
現場の見学をした後、女性技術者活躍に向けての問題・課題や女性技術者の働きやすい現場や職場のための環境改善などについての意見交換会が行われました。
こういう意見交換会でよく耳にするトイレ問題。
ここの現場では、女性専用のトイレがあってとてもきれいでした。
最近では、土木の現場でも「フラワートイレ」なる、真っピンクの女性専用トイレを見かけるようにもなりました。
先日は入札でも、「快適トイレを設置することを原則とする・・・」という国交省の入札を初めてしました。
今現場のトイレ事情は変化しています。
あとは、靴を脱いで着替えができたり、仮眠をとれる女性専用の休憩所なんかもありました。
この会の最後にも上がりましたが、逆に男性の皆さんに申し訳ないような・・・
私たちが施工する規模の土木の現場にとっては夢のような設備を拝見できて、うらやましがりながら帰ってきました。
(女性更衣室兼トイレ。床はジュータンになっていてあったかい。)
設備のこと以外には、家庭があればやはり時短勤務が望ましいが、それをサポートする現場や会社の体制のことや、女性を部下に持つ上司の研修会の開催とか、女性管理職を育てるための研修会への参加、介護離職を防ぐためのセミナーの開催などなど、いろんなお話を聞くことができました。
男女問わず、建設業界の永遠のテーマである長時間労働の改善。
この問題をすぐに解決することは難しいですが、最後に大成・岡谷JVの女性技術者の方が言っていた「残業が続いたり家に帰れないこともあるが、この仕事はやりがいがあるので、次の日も笑っていられる」。私も同感です。
働き出してすぐに「やりがい」を感じるのは難しいですが、働き続けたら絶対この「やりがい」を感じられるはずです。
「やりがい」を一緒に感じられる仲間が増えるといいなぁ・・・
追伸
建設業って「3K」とか「5K」ってよく言いますよね。Kの1つは確か「きたない」・・・。
この現場見学会に行って、まず私の目に留まったのが大成・岡谷JVの女性技術者の伊藤さんの「爪」。
きれいにマニキュアがしてあるんです。
全然仕事の支障にもならないし、1ヶ月くらい取れないんですって。
若いのにしっかりしていて、オシャレな技術者の伊藤さんでした。
建設業でもオシャレできるんですよ!!
(大成・岡谷JVの技術者の伊藤さん)
(現場でひときわ輝いていました!)