中野市柳沢築堤護岸の竣工式に参加しました
足掛け8年に及ぶ工事が完成しました
2008年2月に東日本で初めて九州型銅戈(どうか)と大阪湾型銅戈が出土したとの報道を記憶しておられますか。
長野県埋蔵文化財センターでは、このような例が無く青銅祭器の分布図の見直しにつながる発見と、大きく報道しておりました。
このたびその場所で平成14年度から行われておりました築堤護岸工事が竣工となり、10月13日に竣工式を行いました。
この場所は、千曲川と中野市上流から流れ込む夜間瀬川とが合流し、昭和57年・58年、平成17年・18年と度重なる水害の被害にあってきました。長年わたる地元の方々の“堤防建設を”との悲願が結実したものです。
私ども川中島建設は、平成18年12月から翌19年3月までの間、この地区の堤防建設に当たってきました。当時は一部埋蔵文化財の発掘調査が終了していた部分の工事となっており、冒頭の発見はその翌年の発掘での出来事でした。
いづれにしても、このような貴重な発見の場所で皆さんの生命財産を守る事業ができたことは、当社にとっても記憶に刻まれることでしょう。竣工式の模様をお伝えします。